2024/10/02 21:58




この秋製造のオリーブ塩水漬け(新漬け)
まずはマンザニロ種から予約開始します♪
 
今が旬の、この時期だけのお楽しみ。
今年もよいかんじに漬かっております。
 
そのまま食べてもよし、
種を取ってサラダやパンと食べるのもおすすめです。

江田島で採れた旬の味をぜひお楽しみください◎
 


 
こちらはご予約商品となり、
10月10日の発送を予定しています。
 
せっかくなので、少し想いを書かせてください。
 
毎年、10月10日が小豆島での
オリーブ新漬けの販売解禁日となっています。
 
いとなみ舎では、昨年からこれに合わせ、
10月10日から販売をしています。
 
単純な製造面で言えば、
もう少し早く販売することも可能なのですが、
うちは10月10日にしたいと思っています。
 
理由は2つあります。
 
ひとつは、小豆島の皆さんへの敬意です。
 
オリーブの新漬けというもの自体が、
小豆島の皆さんが生み出し、育て、
オリーブのひとつの食文化にしてきた
大切な商品(発明)だと自分は思っています。
 
日本らしい、浅漬けタイプのテーブルオリーブ。
 
自分も実際に、小豆島の岬工房さんにて
新漬けの製造方法を教えていただきました。
 
その後イタリアで学んだ経験を活かし、
今ではいとなみ舎では、日本式の浅漬けと、
乳酸発酵させて作るイタリア式の中間を目指し、
塩水にディルを加えて製造を行っています。
 
とはいえ、小豆島の皆さんへの敬意は変わりません。
 
それがひとつめの理由です。
 
もうひとつは、産地間競争をしたとしても、
結局は自分の首をしめるような気がしていることです。
 
「早く売り出せばより売れるかも」
という気持ちが自分にもないわけではありません。
 
「小豆島が10/10なら、うちは10/8に解禁」
とすれば、おそらくニュースなどにもなりやすく、
売上もアップするかもしれません。
 
けれど、それを続けていくと、
「それならうちは来年は10/7」
「そうくるならうちは来年10/5」
と、そんなふうになってゆく未来が想像できます。
 
結果、毎年収穫を早めるようになり、
製造などに慌てるようになるのは自分たちです。
 
なので自分は、10月10日で良い、と思っています。
 
もちろん、日本中で様々な生産者さんがいて、
それぞれのスタイルがあってよいと自分も思います。
 
わたしは、敬意をこめて、小豆島の皆さんと合わせ、
ともに「オリーブ新漬けの季節」を楽しみたい、
そんなふうに思っています。
 
  
長くなりました!
 
今年も自信の漬かり具合です。
 
スーパーで買うオリーブが苦手な方にも
「食べやすい」と毎年好評です。
 
日本式の浅漬けタイプの新漬けは、
料理と合わせると味が隠れてしまいがちですが、
コクのあるうちの塩水漬けは個性が光ります。
 
ぜひ一度お試しください◎
 
 
※ミッション種の塩水漬けは10月下旬の販売開始を予定しています